自得院について
自得院は延徳元年(1489年・室町時代後期)に本寺修禅寺、臨済宗最後の住職でありました南州禅師によって創建されました。
その後、幾度の火災、狩野川台風等の数々の苦境を乗り越え、現在は永平寺・總持寺を両本山とする禅宗の一派である曹洞宗に属しています。
名称 白龍山 自得院
宗派 曹洞宗
本山 大本山永平寺 大本山總持寺
本尊 阿弥陀如来
狩野川台風水難者慰霊塔
自得院では、52名の身元不明者のご遺骨を供養塔にお納めし、被害に遭われた方々のご尊霊をお祀りしております。
現在の供養塔は平成29年2月、熊坂区はじめ、ご遺族、多くの業者様、有志の皆様のご寄付により再建されたものです。
碑文には水害当時の静岡県知事 斎藤寿夫氏の銘が刻まれ、台風による被害の大きさ、水害後の復興の史実が記され、犠牲者芳名板には犠牲になられた927名のお名前が刻まれています。
水害から3年後に建てられた旧慰霊塔
袈裟裁縫
袈裟とは仏教徒が身に着ける衣です。お釈迦さまの時代には使い道がなく捨てられるような布を縫い合わせて衣にしていました。
袈裟は糞掃衣(ふんぞうえ)ともいわれ、衣服に対する執着、ねたむ心をなくすために、そのような粗末な布を使ったとされます。
「袈裟」の語源「カーシャーヤ」は「壊色」を意味し、原色ではなく、草木などを使い黄土色に染められた色を表します。
自得院袈裟の会では、五条衣(絡子、らくす)を縫って頂きます。
費用は必要ありません。裁縫道具のみご用意ください。
生地はお寺でご用意できますが、持参される方は原色ではない無地のものをご用意ください。反物ならば130㎝ほど必要になります。
参加ご希望の方は、お問合せください。
葬儀について
私たちは、思い通りばかりにはいかない日々のなかで現前の真実を受け入れることができず、大きな苦境に直面することがあります。
残念ながら、目の前にある現実に、いつも心がついていけるとは限りません。
身近な人の死もその一つであろうと思います。
大切な人との別れという現実のなかで、日本人が長年にわたって育み、積み重ねてきたさまざまな弔い、永訣の作法。宗旨や宗派、地域によって違いこそありますが、そうした伝統的な作法が時代や社会構造の急激な変化により、地域社会からいよいよ姿を消そうしています。
流行による変化は、不変の部分の再確認につながりますが、今この機会に改めて宗門(曹洞宗)に伝わる葬祭儀礼の在り方を再認識し、親族、参列の皆様と共に成仏して頂いた故人のご生涯、御生命を仏さまとしてお迎えすべく、合掌礼拝し、御戒名を唱え、葬儀、中陰と勤めて参りたいと考えております。
永代供養塔
お祀りの仕方
■当初から合祀
ご遺骨をお釈迦様台座下のかろうと(遺骨を納める石室)にお納めします。
(ご遺骨はお返しできません)
■骨壺のまま安置し三十三回忌後に合祀
供養塔内の納骨棚に骨壺のまま安置し、三十三回忌後に合祀します。
永代供養料
■当初から合祀 一霊 100,000円
■骨壺のまま安置し三十三回忌後に合祀 一霊 250,000円
・志納料には供養料、維持管理費が含まれます。志納料以外に寄付などをお願いすることはありません。
・別途で法要、読経等のご要望がある場合は承ります。その場合、追加費用が必要になります。
・檀家、宗派問わずご納骨頂けます。檀家になる必要もありません。
・俗名でも受け付けますが、お申し出があれば戒名をお授けいたします。
・法要は曹洞宗の法式に従ってお勤めします。
・生前、ご遺骨、どちらでも受け付けています。
その他ご不明な点はお問合せください。
墓地分譲
墓地を分譲しております。
墓地の使用者は宗教法人自得院の壇信徒(檀家)に限ります。
墓地を使用者は、墓地使用料、入檀料、護持会費を納入していただきます。
■墓地使用料 1区画25万円より
■入檀料 :3万円
■護持会費
〔墓石を建てていない、納骨していない壇信徒〕護持会費 年間1400円
〔墓石を建て、納骨している壇信徒〕 護持会費 年間10000円
写真集
寺院案内
- 寺院名
曹洞宗 白龍山 自得院
- 住所
〒410-2411 静岡県伊豆市熊坂 235
電車 :三島駅より伊豆箱根鉄道 大仁駅下車、徒歩15分、車5分
車 :東名沼津インターより40分
- 住職
山本 真人
- TEL
0558-72-4714
- FAX
0558-72-4714